LET関西 秋季研究大会

こんばんは。修学旅行の荷物を整理する間もなく,昨日今日と大阪に行ってきました。外国語教育メディア学会(LET)関西支部の秋季研究大会に参加するためです。午前中がシンポジウム,午後は研究発表と基調講演,夜は相変わらず楽しい飲み会と,充実の1日でした!シンポジウムの内容を中心にまとめと感想を書きます。

 
シンポジウム「英語で授業をする」

阿野幸一先生(文教大学) ・津久井貴之先生(群馬県教育委員会)

櫻井譲先生(関西大学中等部・高等部)がパネリスト,溝畑保之先生(大阪府立鳳高等学校)がコーディネーターで行われました。溝畑先生が司会として進められ,3人の先生がそれぞれのご意見を発表された後に質問・コメントの時間が設けられていました。なぜか櫻井先生の時のメモが紛失したので,ひとまず阿野先生と津久井先生のお話について簡単に。( )内は私の補足です。もしかしたらお話にもあったかもですが,メモに残っていなかったので。

 

*阿野先生のお話

まず「英語で授業」は教室ならではというお話から。教師と生徒,生徒同士のインタラクションがあってこそなので,単にインプットを与えればいいというものではない。

 

 「説明を聞いていれば分かるようになる」という前提で授業をされる先生もおられるが,日本語でいくら説明するよりも「使わせてみる」が大切。例として水泳を挙げられていました。似た話でテストの採点をしながら「あんなに説明したのに全くわかっていない!」と嘆くことがあるが,それは生徒に英語を定着させる活動が出来ていなかったから。

 

教師が英語を使う(そして生徒も英語を使う)ことでTeachingがLearningになる。理想は授業が終わった後の生徒の頭に英語が残る授業。「今日はto不定詞の副詞的用法をしたなー」など,日本語が残っても仕方がない。

 

「コミュニケーション英語」の利点を活かせているのか?技能統合をする時は単に複数の技能を使わせるのではなく,”Thinking”を介することが大切。

Listening                    Speaking

          Thinking(≠Translation)

Reading                      Writing

 

↑こんなイメージ

 

困難校では「受験」という言葉が通用しない分,英語の本質が問われる。生徒の動機づけ,コミュニケーション,題材の面白さの3要素が大切。(阿野先生ご自身も困難校で勤務された経験があり,授業崩壊を起こして恩師に相談されたことがあるそうです。無理に正しい英語を使わせようとするよりも,生徒と英語で会話をし,フィードバックでさりげなく間違いを訂正するように授業スタイルを変えられて上手くいったと言われていました。)

 

 

*津久井先生のお話

英語で授業をするためには,教師の英語指導観のParadigm Shiftが必要。

 

教師は自分が教えたことと生徒が学んだことの半分づつくらいが生徒の中に残ると思いがちだが,実際に残るのは教師が教えたと思っていることよりずっと少なく,達成感や有用感,経験のほうがよっぽど残る。

 

「英語で授業」をする上でいま大切なことは

・目的を明確にすること

・学習者としての意識,目線を持つこと。ワークシート1つにしても,教師が良かれと思って凝ったものにすることで逆に分からなくなったり思考が滞ったりしてしまう。

 

英語が苦手な子や宿題をしてこない子へのケアは必要だが,それに終始し過ぎるとせっかくのやる気がある子を放っておく形になりがち。やる気のある子を伸ばすことも考えないといけない。

 

具体的な取り組みのヒント

1.(英語の)科目間の連携

2.授業につながる家庭学習

3.教師の「語り」としての英語使用

4.伝えたい・聞いてみようかなという気持ちの素地を作る

 

*質疑応答

Q. 学力差のある子を巻き込む授業とは?やる気のあることスローラーナーのギャップを埋めるためには?

A. ペア・グループワークの実施。学期に一度はその意義を生徒に伝えること。また,タスクに複数の段階を設けたり,出来た子に与える一段上のレベルのタスクを設けることで教師に心の余裕が生まれ,個別の指導が必要な子に割く時間を作ることが出来る。

 

 

 

他にも興味深いお話がありましたが,内容を全部をブログに書くのもどうかと思うのでこの辺にしておきます。

 

津久井先生のお話にあった「学習者の学びの『きっかけ』は様々で,『教えどき』は必ずしも『学びどき』ではないが,『学びどき』には,教師の教えようとすることを越えて学習者は学ぶ」という言葉が印象的でした。

 

以前も書きましたが,私は授業中は基本的に日本語を使っています。生徒の反応や授業スタイルを考えてのことなのですが,生徒の「学びどき」を遅らせたり奪ったりしているかもしれません。自分の気持ちを奮い立たせるというか,「やっぱり英語で授業しないとなー」と思うシンポジウムでした。少しずつ英語を使う量を増やしたいです。そして,生徒が(音読以外でも)英語を使う機会をもっと作りたいです。やりたいことはたくさんあるんですよね。少しずつ,改善していきます。

 

 

たまたま昼食の場所でお会いした亘理先生に「(私は)いい意味でふてぶてしいから,割と元気というか大丈夫そうだね」と言われましたが,自分でも本当にふてぶてしいと思います。良い授業が出来なかったりテストでミスがあってへこむことも多々ありますが,さんざんへこんでも「ま,次頑張ればいっか☆」で解決します。心身ともにタフなところは長所だと思っていますが,自己満足で終わらないようにしないとですよね。そのためには今回のような研究大会や研究会に積極的に参加して色々な方とお話する機会を設けることが大切だと思いました。

 

午後の発表ではいつもお世話になっている大阪工業大学の神谷先生のサイトhttp://dl.dropboxusercontent.com/u/14905265/index.htmlから行ける「フラッシュ型例文・対訳提示ツール」の実践例と可能性についての発表,北海学園大学の浦野先生による大学のライティングの授業におけるTBLTの実践報告,関西大学4年生の樋口拓弥先生の開発された教員向けiPadアプリYubiquitous Textについての発表を拝聴しました。どれも自分の授業に落とし込める要素がたくさんあって,勉強になりました。枠が重なって行けなかった発表にも面白そうなものがたくさんあったので,どなたか教えて頂けると幸いです!

 

 

「いつもの方々」とまとめるのは失礼すぎる,素敵な先生方との飲み会はやっぱり楽しかったです♡いつもにも増して,よく飲みよく食べよく笑いました!

 

Twitterでやりとりをしていた方とお会い出来たり,授業のヒントを頂けたり,単純に楽しかったり,大満足の研究大会でした。お世話になった皆様,本当にありがとうございました。

 

 

メモを元にざくざく書いたので,まとまっていない内容ですみません。

訂正・補足などのご意見がある方はコメントもしくはTwitterのリプライでお教えください。研究大会などについて書く時はどこまで内容に触れていいのか不安です。直したほうが良い箇所がございましたら,こちらもご気軽にご連絡ください。

 

今日は大阪で友人に会ったり買い物したり,2日間満喫しました♡明日は朝から学校に行ってテストを作る予定です。行事が終わって腑抜けモードの生徒もいると思いますので,ここらできっちり勉強にシフトできるよう,きっけかになるような中間考査にできればと思います。

 

 

それでは*゜

 

 

 

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