「大人はどうして働くの?」と問われた時に

珍しく2日連続の更新です。今日は最近読んだ本について。

大人はどうして働くの?』日経BP社(2014)

様々な業界で仕事をする7名の方が各々の仕事論を語られています。「子ども編」「大人編」に分かれていますが,内容はほぼ同じです。

池上彰さん,有川浩さん,三浦しをんさんなどのお名前があったので手に取りましたが,他の方のお話もとても面白かったです。

特に印象深かったのが心臓外科医である天野篤さんの書かれていた働く理由。

天野さんは働く理由を「恩返し」だと言います。自分を応援してくれた人に働いて恩を返すことが,働く理由だと冒頭で断言します。

大人編では少し長く,以下の様に書かれていました。

「働く意味は何か,と問われたとしたら,私は『自分がこの手で得てきたすべてのものを注ぎ,世のため人のために尽くし,恩を返していくことである』と答えます。」(p.137)

天皇陛下の手術を執刀されたほどの方がおっしゃるからかもしれませんが、とてもずしり,と感じました。

教師という,分かりやすく人のためになる仕事(実際そう評価されるかは別として…)に就いている身として,漠然と感じていたものでも,はっきり言葉で見ると身が引き締まりました。

私は今,母校で働いています。そして私が勤務校で私なりに一生懸命働く理由も「恩返し」です。お世話になった先生方の,学校の,力になれればと思って働いています。でも,天野さんのように自分がこの手で得てきたすべてのものを注ぐことが出来ているかは,自信がありません。そうなれたらいいな,ならなくてはな,とふらふらしていた気持ちが定まりました。

そして,家族や友人など,今まで助けてくれた人たちに恩が返せるような大人になろうと思いました。

天野さんはまた,子どもが自分の進む道を決めるまで親や周りの大人は見守るべきだとも言われます。高校生という,進路について考える時期を一緒に過ごす大人として,子どもたちを見守り,見つけた夢は大切に育ませてあげたいと思います。

それぞれの方が,それぞれの経験を踏まえて,それぞれの言葉で書かれています。

どれも読みやすく,考えられるものばかりでした。

私はこの本から読みましたが,同シリーズとして先に出ている『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』と『生きる力ってなんですか?』もあわせて読もうと思います。

みなさんは、「大人はどうして働くの?」と訊かれたら,どう答えますか?または,答えてきましたか?

私は「だって楽しいもの」と笑顔で言えるような大人になりたいです。

働く理由なんて大仰なものがなくても,生きるためには働かないといけません。でも,たまには振り返って,「なんで働いてきたか」「この先何のために働くのか」を考えてみるのも素敵だと思います。

では また*゜

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